卒業後の進路について
これまでの池口研究室OB・OGの主要な進路は下表の通りです.
どのような仕事に就くとしても,修士課程への進学をぜひ考えてください. 研究活動を通じて実力をさらに伸ばし, 社会に羽ばたきましょう. 修士課程を修了すると就職活動でも有利です.
また,研究が楽しい,研究をもっと続けてみたいと考えている 人には,博士課程への進学もお勧めです.池口研究室では,これまでに博士後期課程を10名が修了しています (2020年度末現在). 池口研究室の特徴の一つが,このように博士課程に進学する日本人大学院生が多いことです. また,ほぼ毎年,修士課程からの進学があります.なお,2022年度は2名が博士課程に在籍予定です.
大学院の修士課程を早期修了して博士課程に進学することも可能です. 池口研究室では, 2006年度に松浦隆文君が埼玉大学大学院理工学研究科修士課程を早期修了し, 博士課程に進学しました. また,2007年度は加藤秀行君が, そして,2008年度は島田裕君が, 修士課程を1年間で修了し博士課程に進学しました.
博士課程まで進むと就職はどうなるの? という質問もよく耳にします. 心配は全く無用です. 現在まで, 池口研究室での博士課程修了者の就職率も 100% です. 全員が研究職 (大学教員,博士研究員) として活躍しています. 以下,これまでの例を見てみましょう.
- 2006年度修了の保坂亮介博士は, 独立行政法人科学技術振興機構ERATO合原複雑数理モデルプロジェクトの 研究員として就職し, 理化学研究所の研究員を経て, 福岡大学 理学部 応用数学科に助教として着任しました. 2020年9月ー2022年3月,ドイツベルリン MaxPlank 研究所において, 研究を行っていましたが, 2022年4月に芝浦工業大学に准教授として赴任しました.
- 2007年度修了の木村貴幸博士は, 2008年4月から香港理工大學 工程學院 電子及資訊工程學系の Michael Tse 教授の研究室に博士研究員として就職しました. その後,長崎大学 工学部 電気電子工学科 助教を経て, %2011年4月からは, 現在は, 日本工業大学 基幹工学部 電気電子通信工学科の准教授 として勤務しています.
- 2010年3月に博士課程を修了した松浦隆文博士は, 2010年4月に東京理科大学工学部第一部経営工学科 (現,工学部情報工学科) に助教として着任しました. 2014年5月に日本工業大学工学部に異動し, 現在は,日本工業大学先進工学部データサイエンス学科の准教授です.
- 2011年3月に博士課程を修了した加藤秀行博士は, バレアレス諸島大学のクラウディオ・ミラッソ教授の研究室にて博士研究員として 研究した後,2013年7月より,お茶の水女子大学の博士研究員として 研究を行いました. その後,東京工科大学の助教を経て, 現在は,大分大学理工学部の講師です.
- 2012年3月に博士課程を修了した島田裕博士は, 2012年4月から, 東京大学生産技術研究所の最先端数理モデル連携研究センターで 博士研究員として勤務しました.2014年4月より, 東京理科大学工学部第一部経営工学科 (現,工学部情報工学科) の助教として 研究・教育を行い, 現在は,埼玉大学大学院理工学研究科の准教授となっています.
- 2014年3月に博士課程を修了した黒田佳織博士は, 長崎大学大学院医学系研究科に助教として着任しました. その後,東京理科大学工学部電気工学科で助教となり, 現在は,東洋大学情報連携学部 情報連携学科の助教となりました.
- 2019年3月に博士後期課程を修了した野村亮太博士は, 鹿児島純心女子大学人間教育学部に講師として赴任しました. 現在は早稲田大学人間科学学術院の准教授として研究・教育をおこなっています.
- 2020年3月に博士後期課程を修了した藤田実沙博士は, 中京大学工学部電気電子工学科に助教として着任しました.
博士課程に進学すると, あるいは,博士課程に進学することが決まれば, 日本学術振興会の特別研究員に応募することがもできます.
特別研究員に採用されると, 20万円/月+研究費150万円/年が支給されます. 池口が指導した博士課程修了者の中で, 以下の6名の皆さん が博士課程在学中に 日本学術振興会の特別研究員 (DC,PD) に採用されています. 2018年は, 大学院工学研究科博士課程経営工学専攻の 藤田実沙さんがDC2に採用となりました. 2022年は, 大学院工学研究科博士課程情報工学専攻の 對馬帆南さんと澤田和弥さんが, DC2に採用になっています.
池口研究室の卒業生,修了生の主な進路 | |
学部 | 東京理科大学大学院修士課程進学, 埼玉大学大学院修士課程進学, 東京工業大学大学院修士課程進学, 株式会社NECソリューションイノベータ, 株式会社ビジネス情報テクニカルシステムズ, 日鉄テックスエンジ株式会社, グローシップパートナーズ(株), TIS株式会社, 博報堂, アクセンチュア, NTTデータアイ, LEGEND APPLICATIONS CHINA, 日本電気, 三菱倉庫, NTTコミュニケーションズグループ, アビームコンサルティング株式会社, オズマピーアール, オブジェクティブコード, ベリサーブ, 大和産業, 日本総合研究所, NTTコムウエア, 三井不動産商業マネージメント, 新日鉄住金ソリューションズ, みずほ情報総研, 日本IBM, 日本システムウエア株式会社, 内閣府金融庁, 総務省, 日立システムズ, 野村證券, 日本事務器株式会社, データリンクス株式会社, シャノワール, KSK, 花王, 西武信用金庫, スパイスボックス, NTTデータ, 千代田化工建設, TIS,%株式会社, データリンクス, 日本事務器, ソルパック, 光陽産業,%株式会社, 極東電視台, レイス, 大和証券, 野村證券, NECソリューションイノベータ, NECネクサスソリューションズ, 三井住友海上火災保険, グローバルソフトウエア, TKC, 東京ニュース通信社, 大塚商会, NEC 情報システムズ, コンピュータ・オートメション, 日立電子サービス, 日立システムズ, 日本システムウエア, 中学校教員 (山形県), 埼玉大学 (事務職員,技術補佐員), 他 |
修士 | 東京理科大学大学院博士課程進学, 埼玉大学大学院博士課程進学, 東京工業大学大学院博士課程進学, キャノン株式会社, 日本IBM, 日本ユニシス株式会社, ソフトバンク株式会社, 富士通, NTTコムソリューションズ, アクセンチュア, JR 鉄道総合研究所, 日本IBM, 大日本印刷, パナソニック, 日本IBMソリューション・サービス, クラレ, ラック, AGS, ミツエーリンクス, 島津製作所, デンソー, オプサス, (株)ソルパック, ザイクス, NTT東日本, JR鉄道総合研究所, 日立製作所, キヤノンファインテック, NEC, ソニー, 富士ゼロックス, 富士通システムソリューションズ, 京セラ, セコム, 東芝アドバンストシステム, 他. |
博士(*) | 日本学術振興会特別研究員 (PD), 香港理工大學, 独立行政法人科学技術振興機構, 理化学研究所, 茨城大学工学部, 同志社大学工学部, 東京電機大学工学部, 東京大学生産技術研究所, 郵政省通信総合研究所 (現,情報通信研究機構), 東京理科大学工学部, 大分大学理工学部, 埼玉大学大学院理工学研究科, 長崎大学工学部, 福岡大学理学部, 日本工業大学基幹工学部, バレアレス諸島大学 (スペイン), 東京大学生産技術研究所, 東京工科大学工学部, 日本工業大学先進工学部, 長崎大学医学部, 鹿児島純真女子大学人間教育学部, 中京大学工学部, 早稲田大学人間科学学術院, 芝浦工業大学システム理工学部 |
氏名 | 期間 | 採用 | 現職 |
長谷川 幹雄 (*) | 平成09年4月 ~ 平成12年3月 | DC1 | 東京理科大学 工学部 教授 |
松浦 隆文 | 平成20年4月 ~ 平成22年3月 | DC2 | 日本工業大学 先進工学部 准教授 |
加藤 秀行 | 平成22年4月 ~ 平成23年3月 | DC2 | 大分大学理工学部 講師 |
加藤 秀行 | 平成23年4月 ~ 平成24年3月 | PD | 大分大学理工学部 講師 |
島田 裕 | 平成22年4月 ~ 平成24年3月 | DC2 | 埼玉大学大学院理工学研究科 助教 |
黒田 佳織 | 平成24年4月 ~ 平成26年3月 | DC2 | 洋大学情報連携学部 助教 |
藤田 実沙 | 平成30年4月 ~ 令和02年3月 | DC2 | 中京大学工学部 助教 |
對馬 帆南 | 令和04年4月 ~ 令和06年3月 | DC2 | 工学研究科情報工学専攻 博士課程3年 |
澤田 和弥 | 令和04年4月 ~ 令和06年3月 | DC2 | 工学研究科情報工学専攻 博士課程2年 |
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静岡県東伊豆町 2019年合宿
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長野県茅野市北山白樺湖 2018年合宿
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山梨県石和温泉 2017年合宿
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栃木県鬼怒川温泉 2016年合宿
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長野県諏訪湖村 2015年合宿
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山梨県山中湖村 2014年合宿
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千葉県白子町 2013年合宿
2023年度池口研究室構成メンバー
ここまで読んできていただいて, 池口研究室での研究内容がどのようなものか, 池口研究室に所属するとどんな生活が待っているか, お分かりいただけたでしょうか. ここで, 2023年度の池口研究室に在籍メンバーを紹介します.[2022年度メンバー紹介]
2023年度は, このメンバーで一年間を過ごすことになります. 楽しみながら研究を進め,共に進化していきましょう.
- 指導教員 2名 (工学部 情報工学科)
- 池口 徹, 教授,博士(工学)
- Nina Sviridova, 助教,Ph.D.
- 客員教員 3名
- 木村 貴幸,客員准教授 (日本工業大学准教授),博士 (工学)
- 松浦 隆文,客員准教授 (日本工業大学准教授),博士 (工学)
- 島田 裕,客員准教授 (埼玉大学准教授),博士 (工学)
- 博士研究員 1名 (予定)
- 對馬 帆南,日本学術振興会特別研究員 (PD),博士 (工学) 取得見込み
- 大学院生 8名 (大学院工学研究科 情報工学専攻)
ー 博士課程1名- 澤田 和弥 (D2),因果性検定手法の開発.修士 (工学),日本学術振興会研究員DC2
ー 修士課程7名(予定)- 塚本陽太 (M2),ニューロサイエンス
- 郭豊がい (M2),カオス最適化
- 石川竜吉 (M2),複雑ネットワーク
- 福家水月 (M2),複雑ネットワーク
- 藤島 康平 (M1),ニューロサイエンス
- 曽 琢玉 (M1),時系列解析
- 楊 雨晨 (M1),複雑ネットワーク
ー 工学部 情報工学科10名程度
モノ作りが好きな人,
最先端の研究をやりたい人,
旅に出るのも好きな人,
オタクも大歓迎!
(http://www.hisenkei.net/)
葛飾キャンパス 研究棟2F ES
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