本当に「面白い」研究ができる研究室

渡辺 明生

渡辺 明生 んにちは. 池口研究室修士課程2年の渡辺です. このページを見ているということは, 皆さん研究室の情報収集の真っ最中でしょうか. 池口研究室は, 2014年に埼玉大学から東京理科大学に移転したばかりということもあり, 皆さんにとって特に情報が少ない研究室かもしれません. そこで,少しでも皆さんの研究室選びの参考になるように, 自分なりに池口研究室の魅力について書こうと思います.

は2012年に, 当時埼玉大学にあった池口研究室に配属されました. 現在は埼玉大学に籍を置きながら, 東京理科大学の池口研究室に通い, 池口先生の指導を受けています. もちろん研究室移転の際に, 埼玉大学の他の研究室に移籍することもできましたが, 私は池口研で研究を続けることを選びました. このような選択をした理由は沢山ありますが, 一番は池口研究室での研究が面白かったからです.

のウェブページを見たり, オープンキャンパスなどで池口研の紹介を聞くと分かるとおり, 池口研究室では様々な分野の研究を行っています. 私自身は組合せ最適化問題という 膨大な量の組合せの中から, 最適な解を得るという問題に取り組んでいます. なので私は普段,関連の文献を読んだり, 自分で考えた方法をプログラムで実装し, パソコン上で実験をしたりしています. しかしその横で, 生体内の神経細胞について研究している人や, 社会における様々なネットワークを解析している人, メトロノームを用いて物理的な実験をしている人などがいます.

口研における大きな魅力の一つは, このように同じ研究室の中に, 一見関係のなさそうな幅広い分野の研究をしている人がいることだと思います. もしかしたら,自分と直接関係のない研究をしている人が, いくら研究室に居てもしょうがないと思うかもしれませんが, それは違います. まず,研究というものは新規性が求められます. しかし過去に行われてきた, 自分の研究テーマに関連する内容を調べていても, 新規性のあるアイデアが,すぐに浮かんでくるとは限りません. そんなとき, 自分の研究内容と直接関係の無いテーマに取り組んでいる人の研究内容が, 思わぬヒントとなることがあります. その異なる分野の研究内容を, 自分の研究内容に応用したり組み合わせることができれば, それが新たなアイデアを得るきっかけになります. 池口研究室には, そんな自分と関係の無いテーマを研究している人が沢山いて, 彼らといつでも気軽に議論をすることができます.

た, それぞれが研究に対し 非常に真剣であることも池口研の魅力の一つです. 研究というものは,当然敷居の低いものではなく, 楽で楽しいばかりのものではありません. そして,これは研究に限らないことですが, 適当にやっていては,物事の面白さというものは解りません.
 池口研究室では池口先生をはじめ, 助教の先生,先輩たちも,皆真剣に研究に取り組んでいます. そんな環境に身を置くと,必然的に自分も真剣に研究に取り組むようになります. テスト前などに, 周りが静かに勉強している図書館や自習室にいくと, 普段より勉強が捗った経験はないでしょうか? あれと同じです. そうして真剣に取り組み,研究のやり方やコツのようなものが解ってくると, いつの間にか研究がとても面白く感じられるようになっていきます. 充実した一年間が過ごせることは間違いありません.

にも池口研究室の魅力は沢山あります. 私以外の研究室紹介にも是非,目を通してみて下さい. そして池口研が面白そうだと思えたら, 残りの大学生活をこの池口研究室で過ごしてみませんか?
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