面白い研究テーマと充実した環境がある研究室

小林 稔啓

小林 稔啓

2014年に池口研究室に配属された小林稔啓です. 私が池口研究室を希望したのは,ニューロサイエンス, いわゆる脳神経科学の研究が面白そうだと思ったからです. 学部三年の時点で,私は行きたい研究室を決めかねていました. 経営工学科にはたくさん研究室がありますが, どの研究が自分にとって本当に面白いのかが分からなかったからです. ただ,脳神経科学には興味があったため 大学院ではどこか脳神経科学をやっている研究室に行きたいなと思っていました. そんな中,経営工学科に新しく池口研究室ができることが知らされ, 幸運なことに脳神経科学も扱っていることがわかりました. そのため池口研究室を志望することに決めました.

脳神経科学というと,理科大では応用生物学科, 生物工学科を想像するかもしれませんが, 情報系の研究者による研究も盛んに行われています. 情報工学の文脈では,脳を情報処理システムとして捉えて研究をしています. 私が行っている研究では神経細胞のモデルを使って 脳の振る舞いをコンピュータでシミュレーションしています. 脳内で起きている現象をシミュレーションすることで, 神経細胞ひとつひとつの振る舞いがわかったり, パラメータが全体の振る舞いに与える影響がわかったりします. 脳がどのような仕組みで情報処理を行っているか ということを考えて実験できるのが, 情報工学系の研究室で脳神経科学を研究する面白さだと思います.

また,研究の面白さだけでなく, 研究に取り組める環境が充実しているのも池口研究室の魅力です. デスクトップコンピュータが一人一台以上使えるので, いつ研究室に来ても研究を行うことができます. 研究した内容や結果などは日報として報告し皆で共有しています. 研究内容について池口先生や藤原先生から フィードバックをもらえるだけでなく, 学生同士で活発に議論を行うきっかけにもなるので, 何をやったらいいか分からないという状態にならずに 研究を進めることができます.

さらにいいことに,池口研では学会発表を積極的に行っているので, 研究成果を発表する機会が多くあります. 学会発表の場は国内だけでなく海外もあるので,旅行もできて一石二鳥です. このように充実した環境で面白い研究に取り組んで成長したい人は, 池口研究室をぜひ検討してみてください.

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