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• 発表文献集(理科大内からのみ閲覧可)
2019年度, 2018年度

卒業研究はどのように進めるのでしょう?

皆さんが, 池口研究室に配属された後, どのように卒業研究を進めていけば良いのでしょうか. 実際に,どのようなことを行うのでしょうか. 池口研究室に配属されると, 以下のような流れで研究を進めることになります. また, 池口研究室の年間スケジュールは のようになります.

  • 1.研究テーマを決めよう

    池口研究室では, 各自で研究テーマを自由に決めて研究を行います. 具体的に決められない場合は, どのような研究が一番注目されているのか, どのような分野が一番熱いのか, お話することができます. 実際の卒業研究テーマは, これらの話を聞いてもらい, 一緒に相談してから決めれば良いので, すぐに思い浮かばなくても大丈夫です.
  • 2.文献を調査し,追試しよう

    研究テーマの方向性が決まったら,あるいは,興味ある研究テーマが見つかったら,それらの分野で,どのような研究がこれまで行われているか調べてみましょう. 調べる方法の基本は,既に研究発表されている文献を集めることから始まります. 文献といっても,研究成果として最終的に認められる原著論文から,国際会議録,国内会議報告など,様々です. 文献の調べ方,英文論文の読み方については,研究室で一緒に学びます.
    また,調べた文献は読むだけでなく,実際にその文献で示されている結果が正しいのかを確認します.これを追試と言います.追試をすることで,調べた文献の結果が正しいか,不十分なところはないか,問題点はないか等を明らかにすることができます.
  • 3.アイディアを出して確かめよう

    文献を調べていくうちに,従来研究の有する問題点が分かったり,従来とは全く異なる手法などを思いつくようになります.こうなれば,もう研究です.アイディアをどんどん出して,実験などで試してみましょう.
    結果が良かったらラッキー!! もし結果が悪かったとしても,なぜうまくいかなかったのかを考えて,解決方法を探ります. 研究なので,何が正解なのかは分かりません. どうするとうまく行くのか,なぜそうするとうまく行かないのかを明らかにすることも研究では大切なのです. うまく行かないということが分かれば,修正すれば良いのです. ここが,学部3年生までの講義・演習・実験とは異なるところです. 必ず解決策は見つかります. 皆さんが真剣に取り組むのであれば,私たち(教員,大学院生)は全力でサポートします.
  • 4.得られた成果を発表しよう

    研究テーマを決め,文献を調べ,アイディアを出して結果を出す. もう皆さんは立派な研究者です. そうなると研究者としての義務を果たさなくてはなりません. それは,皆さんの研究成果を,世界に向けて発信するということです. 具体的には,学術論文としてあるいは内外の学会で発表します. 学会発表では,いろいろな大学の先生,研究者から様々なコメントをもらえるので,さらに研究が進み ます. この他にも,私たちの研究内容を,専門家でない皆さんに知ってもらう必要があります.
    そのために,池口研究室では,大学進学フェスタ(https://www.chuman.co.jp/festa/),大学オープンキャンパス (https://www.tus.ac.jp/oc/),模擬授業,YouTube(https://www.youtube.com/user/IkeguchiLab)などを通じた研究紹介を積極的に行っています. このようなアウトリーチ活動も,我々研究者が行うべき義務だからです.

池口研究室の年間スケジュールは以下のようになります.

3月 配属正式決定,第1回打ち合わせ・歓迎会♪
4月 研究テーマ選定開始,お祝い♪
5月 研究テーマ決定 お祝い♪
6月 就職内定,お祝い♪
7月 大学院入試 (推薦),お疲れ♪
8月 大学院入試 (筆記試験),お疲れ♪
9月 研究室夏合宿♪
10月 卒論論文進展,お祝い♪
11月 理大祭,打ち上げ♪
12月 忘年会♪
1月 新年会♪ 卒業論文発表会,打ち上げ♪
2月 修士論文発表会,打ち上げ♪
3月 卒業式,お祝い♪

池口研究室での研究生活

池口研究室では,週一回のミーティングを行っています(2020年度前期は,水曜日). この打合会では研究室の全員が出席し, 現在の研究状況,進捗状況に関する報告と議論を行います. 池口研究室では,この打合会がコアタイムとなります. この時間帯以外は,何時に来て,何時に帰ってもOKです. しかし,卒業研究を着実に進めるためには, 研究室に来て作業をすることが必要不可欠です.

特に, 研究室のメンバー (教員よりもむしろ大学院生,学部生) とのコミュニケーションは, 非常に重要です. 例えば,問題が発生したときの相談です. また,日々の雑談,会話からも,研究のアイディアは生まれます.

就職後は, コミュニケーション力, 報告力,連絡力,相談力が重要視されることは皆さんも聞いたことがあるでしょう. 池口研究室では, 研究生活を通じて,技術的なスキルのみならず, コミュニケーション力,報告力,連絡力,相談力などの養成にも力を入れています.

世界へ飛び出て幅を広げよう

池口研究室では, 他大学との合同勉強会(非線形ワークショップhttp://www.hisenkei.net/NLWS/)も主宰しています. 他大学の先生方や学生の皆さんとも熱く議論して,研究の幅を広げましょう!!

得られた成果は, 正式な学会でも発表します. 学外発表を行うことで,プレゼンテーション能力を格段にあげることができます. プレゼンテーション能力は,就職後も必要なスキルであることは,皆さんもご存知でしょう.

研究成果を対外的に発表して, 日本中を,いや,世界中を駆け巡りましょう!! 私たちの住んでいる地球には, 様々な人たちが生活しており, 多様な文化を形成しています. これらの多種多様な文化に触れることで, 私たちも成長することができます. 皆さんの先輩たちも世界を旅しています. 世界に直接触れることで, 池口研究室は常に進化を続けます.

また, 研究発表内容が優れていると認められた場合, 学会から奨励賞などが授与されます. 池口研究室のOB・OG, 現役メンバーもこれまでに多くの会議で表彰されています. 大学院修士課程において日本学生支援機構の奨学金の貸与を受けている場合, 学会での受賞歴も奨学金返還免除を得るための大きなポイントになります. 池口研究室の修士課程,博士課程を修了した大学院生も,多くの免除を受けています.

2008年度
国内松山,川崎
国外 プラハ(チェコ),ブダペスト(ハンガリー),西安(中国),ホノルル(アメリカ)
2009年度
国内滋賀,札幌,屋久島,岐阜,宮城
国外 リマソール(キプロス),ラッパースヴィール(スイス),香港(中国)
2010年度
国内大阪,沖縄,徳島
国外 クラクフ(ポーランド),ベルリン(ドイツ),シドニー(オーストラリア)
2011年度
国内神戸,札幌,岡山
国外 サンノゼ(アメリカ),マジョルカ島(スペイン)
2012年度
国内沖縄,兵庫,高知,富山,大分,岐阜
国外 マジョルカ島(スペイン),ドーハ(カタール),ニュー オーリンズ(アメリカ),ハワイ島(アメリカ)
2013年度
国内福岡,沖縄,兵庫,岐阜,香川,新潟
国外 サンタフェ(アメリカ),香港
2014年度
国内兵庫,山梨,徳島,大分,滋賀
国外 ルツェルン(スイス),マレーシア
2015年度
国内宮城,沖縄,福岡,京都
国外 香港
2016年度
国内湯河原,青森,京都
国外 バルセロナ(スペイン),バンクーバ (カナダ)
2017年度
国内 愛知,長岡,北九州
国外 バルセロナ(スペイン),カンクン (メキシコ),レーゲンスブルグ (ドイツ)
2018年度
国内 仙台,北海道,他
国外 ニース(フランス),マウイ島(アメリカ),タラゴナ(スペイン),クアラルンプール(マレーシア),レーゲンスブルグ(ドイツ)
2019年度
国内 大阪,広島,他
国外 クアルランプール(マレーシア),コペンハーゲン(デンマーク),カルタヘナ(コロンビア),ミュンヘン(ドイツ),他
2020年度 (予定)
国内 沖縄,大阪,広島,他
国外 セゼリヤ(スペイン),バンフ(カナダ),フィレンツェ(イタリー),他
年度 氏名 受賞名
2002 安斎 鉄之伸 1st International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems にて Excellent Presentation Award
2003 保坂 亮介 2004 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing にて Student Paper Award
2004 細田 健人 2005 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing にて Student Paper Award
松浦 隆文 2005 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing にて Student Paper Award
鈴木 達之 2005 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing にて Student Paper Award
2005 木村 貴幸 社団法人 電子情報通信学会 平成17年度学術奨励賞
松浦 隆文 社団法人 電子情報通信学会 平成17年度学術奨励賞
2007 加藤 秀行 社団法人 電子情報通信学会 平成19年度学術奨励賞
成澤 佳介 社団法人 電子情報通信学会 平成19年度学術奨励賞
2008 松浦 隆文 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award (Gold Prize)
加藤 秀行 International Workshop on Vision, Communications and Circuits にて Best Paper Award
2009 加藤 秀行 2009 RISP International Workshop on Nonlinear Circuits and Signal Processing にて Student Paper Award
島田 裕 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award (Silver Prize)
島田 裕 社団法人 電子情報通信学会 平成21年度学術奨励賞
本橋 瞬 社団法人 電子情報通信学会 平成21年度学術奨励賞
2010 黒田 佳織 社団法人 電子情報通信学会 平成22年度学術奨励賞
2011 末藤 守 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award
2011 末藤 守 社団法人 電子情報通信学会 平成23年度学術奨励賞
2012 黒田 佳織 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award
2013 高 勇 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award
2013 田中 亮吉 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications にて Best Student Paper Award
2015 大西 光 社団法人 電子情報通信学会 平成27年度学術奨励賞
2016 阿部 晃士 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2016 にて Student Paper Award Finalist
2016 内木 楓 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2016 にて Student Paper Award Finalist
2017 藤田 実沙 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2017 にて Student Paper Award Finalist
青木 舞優 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2017 にて Best Student Paper Award (Silver Prize)
多々良 真弓美 社団法人 電子情報通信学会 平成29年度 学術奨励賞受賞
内木 楓 社団法人 電子情報通信学会 平成29年度 学術奨励賞受賞
青木 舞優 社団法人 電子情報通信学会 非線形問題研究会 平成29年度 奨励賞受賞
2018
青木 舞優 電子情報通信学会NOTLAソサイエティ非線形問題研究会 平成29年度発表奨励賞
藤田 実沙 社団法人 電子情報通信学会 平成30年度 学術奨励賞受賞
栗田 いずみ 社団法人 電子情報通信学会 平成30年度 学術奨励賞受賞
2019
藤田 実沙 電子情報通信学会NOTLAソサイエティ非線形問題研究会 平成30年度発表奨励賞受賞
澤田 和弥 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2019 にて Best Student Paper Award
笠原 宏太朗 International Symposium on Nonlinear Theory and its Applications 2019 にて Student Paper Award
谷崎 晃太 2019年度 東京理科大学奨励賞受賞
金丸 志生 社団法人 電子情報通信学会2019年度 学術奨励賞受賞
澤田 和弥 社団法人 電子情報通信学会2019年度 学術奨励賞受賞
2020
金丸 志生 電子情報通信学会NOTLAソサイエティ非線形問題研究会 令和元年度奨励賞受賞
  • メトロノーム同期動画は約385万回の視聴数!

  • フジテレビ マカフシ出演 (2013年12月30日放映).

  • NHK総合テレビ 特ダネ!投稿DO画 (2013年9月14日放映)に出演.
  • TBS 『生命38億年スペシャル 最新脳科学ミステリー ``人間とは何だ…!?''出演 (2015年2月11日放送).
  • NHK BS『新クイズ面白ゼミナール出演 (2015年7月23日放送).

    アウトリーチ活動も積極的に行います.


池口研究室での研究環境

池口研究室では, OS X 10.9 Server の管理による快適な計算環境を提供しています. 一人一台以上クライアントマシン (iMac) を使うことができるので, いつでも好きな時間に研究することができます. 正式に UNIX として認められた最新の Mac OS X を用いて, 研究成果をあげましょう. また,個人所有のラップトップ,iPad, iPhone, iPod Touch などを 池口研究室の Wi-Fi に接続することも可能です.

この他, 池口研究室には, 冷蔵庫, 電子オーブンレンジ, コーヒメーカ, ポット, 加湿器, 高級ベッド等が用意されています. 研究棟は冷暖房完備です. また,池口研究室には,室内にプロジェクタ,スクリーンもあり,電子ホワイト ボードが2台設置されています. さらに,池口研究室では, 配属された皆さんに, 池口研究室特製研究ノートを無料で支給しています. このノートを使って研究をどんどん進めてください.

また,情報工学科内では,池口研究室の面積が最大(166.18[m2])で,他の研究室よりも約10%広い研究室サイズです. 正式にUNIXとして認められた最新のMac OSを用いて,広々とした池口研究室で魅惑のデジタルライフを楽しみながら,研究成果をあげましょう.

  • 一人一台 imac

  • 一人2モニター

  • 研究室での楽しい生活

  • 研究室内にシンクがあるのは池口研のみ!

  • プロジェクタと電子ホワイトボード

  • 学科最大面積の池口研





  • 理科大をアピール!
    進学フェスタ@パシフィコ横浜

  • 真面目に聞くふりをする3人
    夏合宿@諏訪湖

  • イケメン助教2人のコスプレ
    合原先生記念祝賀パーティ
    @青山ダイアモンドホール

  • エンジョイする多々良さんと塩見くん
    BBQ@新木場

  • 最後は揃って・・・
    飲み会@研究室

  • スペインの街並みをバックに・・・
    MIC@スペイン

  • 最優秀オーラル賞を受賞する野村さん
    夏合宿@鬼怒川温泉

  • 夏はやっぱりお祭り
    御霊祭り@神楽坂

  • 仲のいい塩見くんと中川くん
    飲み会@研究室


一緒に研究室生活を楽しもう!

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