成長した自分になれる研究室

鈴木 麻衣

鈴木 麻衣

 学部3年生のみなさん,こんにちは. 2009年度に池口研究室で卒業研究を行った鈴木麻衣です. 今は東京工業大学の大学院に所属しています.

 いよいよ研究室に配属されるということで,みなさんドキドキしていることと思います. 私も研究室配属の時期は希望と不安でいっぱいでした. 卒論発表会に行ったけど,一年後の自分にもできるのかな?研究室の先生はどんな人なんだろう?先輩と仲良くできるかな?などなど. ぜひ短い時間でたくさん悩んで,納得できる結論を出してください. そして最終的に池口研究室を選らんでいただければ,OGとして嬉しく思います.

 そうは言われても池口研の良さがわからないと選べないですよね. そこで,私が特に良かったと感じていることを2点に絞って書いてみたいと思います.

 1点目は充実した環境です.よくある話ですが,研究室を選ぶ上でやはり一番大切なことだと思います. 先生や先輩方が支援してくださるので,右も左もわからない卒論生でも早く研究生活になじめます. 池口先生は,研究の相談に親身になって乗ってくださいます. 研究の進捗についてはメールでも報告をするので,アドバイスをいただく機会が多くなります. また,大学院生の先輩もすぐ近くにいるので,困ったときにすぐに助けてもらえます. こうした環境がなぜ大切かというと,目標に向かって進むスピードがあがるからです. 一人で悩んでいるだけだと進めなくなることが多いですが,様々な経験をされた先生や先輩方が助けてくださることで,こうやればいいのか!というのがだんだんわかってきます.

 2点目は,様々な人との接点が増えたことです. 身近なところでいえば,学科の先生方との接点が増えました. みなさん,大学の先生は高校の先生よりも遠い存在と思っていませんか? 研究室に入ると,その考え方はがらっと変わります. まず,当然ですが池口先生との接点がとても多くなります. 研究についての議論はもちろん,普段の研究生活や様々なイベントがあるからです. また,他の研究室の先生と話す機会も増えます. 研究室にいると,学科の先生がいらっしゃることがありますし,研究室内のイベントでお話しする機会もあります. 授業では見えなかった先生方の意外な一面を知ることができ,面白いです.

 こうした研究室での経験から学んだことは,これからもずっと役に立つと思います. 例えば,私は現在,企業で製品開発をしてみたいと思い,就職活動をしています. よく人事の方や先輩社員の方にメールを送るのですが,メールのやりとりでのマナーがわかっているので,スムーズに連絡することができます. また,会社訪問の際に目上の方に会っても,研究室生活で慣れているので困ることはありません. 今は就職氷河期で内定がなかなかもらえないという話を耳にしますよね. ですが,研究生活を通して基本的なマナーを覚え,何事にも自分の言葉で話せるようになれば,氷河期だろうと白亜紀だろうと全く心配いらないと思います!

 就職したいという人はもちろん,修士課程や博士課程まで進みたいという方にも,先生や先輩がたくさん相談に乗ってくださると思います. 池口研究室に入っていろいろな人と話すことで,きっと成長した自分に出会えます!

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